早稲田、六大学野球リーグ戦3連覇へ。課題は重信や茂木ら6人が抜けた野手陣に
昨年の東京六大学は春秋ともに早稲田が制した。重信や茂木をはじめ、スタメンだった4年生が6名抜けた今年、どんな野球を見せるのだろうか。
2016/04/09
投手陣は今年も安泰
一方の投手陣は優勝の原動力になったメンバーがそのまま残って、強力だ。大竹(3年・濟々黌)、小島(2年・浦和学院)の左の両輪は健在。オープン戦でも安定していた。大竹は疲労も癒え、スクリュー系の新球にも取り組んでいるという。
その先発陣に竹内(4年・松坂)の最上級生左腕が割って入ってくるかもしれない。スピードはあったが、これまで四球で自滅するケースが多かった。この春は社会人相手のオープン戦でも大崩れせず、ゲームを作る投球ができた。監督の信頼度も上がっているだろう。実はプロも球威には注目していると聞く。
リリーフ陣では吉野(4年・日本文理)のアンダーハンドは武器になり、1年の時に実績のある北濱も復調している。
「今年は昨年ほど攻撃力がないと思います。接戦になるでしょう。粘り切って一つの好機で勝つ」
高橋野球の真骨頂。緊迫したゲームを制すれば3連覇も見えてくる。