悔しいドラフト指名漏れを経て…2024年、プロ注目選手5人の進路は?【高校生・投手編】
2024/02/09
産経新聞社
黒木陽琉(神村学園)
昨夏の甲子園で注目を浴びた最速147キロ左腕。速球と「モイネロカーブ」と称される落差のあるカーブが武器で、180センチを超える高身長と長い手足も魅力的だ。
しかし、昨秋のドラフトでは名前を呼ばれなかった。高校卒業後は亜細亜大に進学する予定だ。
黒木の名が全国に知れ渡ったのは、昨夏の甲子園。全5試合に救援登板し、計22回3分の2を投げ23奪三振、防御率1.99と好投しチームの4強入りに貢献した。
長身から投げ下ろす直球とモイネロ(福岡ソフトバンクホークス)を参考にしたというカーブのほか、スライダーやチェンジアップも一級品で、高いポテンシャルを誇る。国体での高校ラスト登板で自己最速147キロを更新したように、伸び代も十分だ。
昨秋のドラフトで1位指名の投手が続出した東都大学リーグで活躍すれば、自ずと4年後の上位指名は見えてくる。故郷の九州を離れワンランク上の投手を目指す。