史上初、オリックスと女子プロ野球のコラボマッチ。「見る機会を増やす」新しい集客動員の形に
女子プロ野球は15日、ほっともっとフィールド神戸での「オリックス―ソフトバンク6回戦」の後、兵庫ディオーネ対京都フローラの公式戦を開催。史上初のプロ野球とのコラボ企画は成功をおさめた。
2016/05/17
どら増田
女子プロ野球を見るキッカケになった
女子プロ野球はNPBの規格よりも小さな球場で試合をすることもあるが、今回はプロ野球の試合を行ったばかりの球場を“そのまま”使用し、小さな球場ならフェンスオーバーになるような当たりも何本か出ていた。初めて見たファンの中には衝撃を受けた人もいたかもしれない。
「想像していた女子プロ野球と全然違っていました。すごく迫力があったし面白かった。今まで(女子プロ野球を)見る機会がなかったんですけど、こういう形でやってもらえるとキッカケになりますよね。今度は川端選手や加藤選手も見てみたいです」
試合後、オリックスのユニフォームを着こんだ観客に話を聞くと、そんな言葉が返ってきた。
女子野球は今年W杯を控えるなど、今後も注目を集めることは間違いない。
今回、女子野球の最高峰であるプロの試合がプロ野球ファンに受け入れられたことは、女子野球関係者にとって大きなステップアップになったのではないだろうか。7月17日には神宮球場での公式戦(埼玉対兵庫)も控えている。女子プロ野球の「見てもらう機会を増やす」ための挑戦は、世間に認知されるその日まで続いていく。