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JR東日本・板東湧梧、今秋のドラフト候補へ。都市対抗出場へ導いた“イケメン”の快投で評価急上昇【横尾弘一のプロへつながる社会人野球】

7年連続で都市対抗野球の出場を決めたJR東日本。その立役者でもあり、一気に頭角を現したのは板東湧梧だ。

2016/06/10

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グランドスラム



3年次には甲子園でエース

 2012、13年に連覇を果たし、今季は谷田成吾ら11名の新人が加わったJX-ENEOS、日本代表経験者が居並び、12年連続出場を誇るHondaがすでに敗退するなど、今年も都市対抗予選は熾烈を極めている。そんな中で持てる力を存分に発揮し、代表権獲得に貢献した若い力には、プロ球団のスカウトたちもプラスアルファの評価をつけている。そのトップを切るのがJR東日本の右腕・板東湧梧だ。

 鳴門高では入学直後からベンチ入りし、甲子園にも2年春から4季連続で出場する。2年時は登板機会がなかったが、3年春はエースとして三回戦、夏は準々決勝までひとりで投げ抜いた。豊かな将来を見込まれてJR東日本へ入社するが、「高校までのつもりだった野球で、いい会社に入れてラッキー」くらいにしか思っていなかったという。

 それでも、高い意識の下で全国制覇を狙うチームの一員となり、1年後輩で田嶋大樹が入社してくると目の色も変わった。

 昨年の日本選手権で初めて全国の舞台に立つと、ドラフト指名が解禁となる今季初の公式戦・東京スポニチ大会では、田嶋、ベテランの片山純一に続き、リーグ戦第3戦に先発。強打の大阪ガスを相手にスローカーブをうまく生かした投球を披露し、3安打1失点の快投で確かな成長ぶりを示した。

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