まさかの”大波乱”…地方大会で敗退となった甲子園常連6校。聖地に届かなかった強豪校は…?
2024/08/04
産経新聞社
高校野球 夏の甲子園 最新情報
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕を迎える。今春の選抜甲子園で優勝を飾った健大高崎(群馬)や、同準優勝の報徳学園(兵庫)などが順当に甲子園出場を決める中、地方大会で姿を消した強豪校も少なくない。そこで今回は、夏の甲子園出場を逃した甲子園常連校を紹介したい。
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仙台育英(宮城)
2022年夏の甲子園で全国制覇を果たし、昨夏も準優勝に輝くなど、近年の高校野球界を牽引していた仙台育英。2024年も3年連続の甲子園出場に王手をかけていたが、宮城県大会の決勝で涙を飲んだ。
今年の仙台育英は、髙橋煌稀(現:早稲田大)や湯田統真(現:明治大)など、強力投手陣が抜けた影響もあり、昨秋は宮城県大会の準々決勝で敗退。センバツ甲子園出場を逃す形となった。
それでも、今春は宮城県大会を制覇。昨夏を経験したサウスポー・武藤陽世に加え、193センチ右腕の山口廉王らが、プロスカウトから注目を集めるまでに成長。打線は高校日本代表候補の湯浅桜翼らが中核を担い、2024年も充実した戦力を誇った。
今夏の宮城県大会は、3回戦で名門・東北を2対0で下すなど、盤石な戦いで決勝戦に進出。相手は昨秋に宮城県大会を制した実力校・聖和学園だったが、甲子園出場経験はなく、春には13対2で大勝していたこともあり、仙台育英が優勢と見られていた。
しかし、エース・山口が打ち込まれるなど、劣勢の展開を強いられ、5対8で敗戦。夏の甲子園出場を逃す結果となった。