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夏の甲子園2024、勝ち上がり優勝予想は…?第106回大会の展望・要注目の高校を徹底解説!

2024/08/07

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産経新聞社



中国・四国地区の有力校は?

広陵高校ナイン
 
 中国・四国地区の代表校は以下の顔ぶれとなった。
 
鳥取城北(鳥取)
大社(島根)
南陽工(山口)
広陵(広島)
岡山学芸館(岡山)
英明(香川)
聖カタリナ(愛媛)
鳴門渦潮(徳島)
明徳義塾(高知)
 
 明徳義塾(高知)などの強豪校のほか、聖カタリナ(愛媛)といった夏初出場の高校も混じる中国・四国地区。この中で勝ち上がることが期待されるのは、広陵(広島)だろう。
 
 広陵は今大会屈指の好投手・高尾響を擁する。1年春から背番号「1」を背負うエースは、最後の夏に全国の頂点を目指す。その他にも、左腕の山口大樹、2年生右腕の堀田昂佑といった安定感のある投手を揃えている。
 

 
 打線はリードオフマンの浜本遥大が、今夏の広島県大会で打率.409(22打数9安打)をマーク。一方、主砲の只石貫太、土居湊大といったクリーンナップは不調気味だった。打線の奮起が、上位進出の鍵となりそうだ。
 
 甲子園で安定した戦いを見せてきた明徳義塾は、内山瑠唯と池崎安侍朗の両左腕が投手の軸。その投手陣をリードする1年生捕手・里山颯馬にも注目だ。
 
 32年ぶりの甲子園出場を果たした大社(島根)は、機動力が光る。特に、切り込み隊長の藤原佑は今夏の島根県大会で打率.667(18打数12安打)、12盗塁をマーク。彼の出塁が、勝敗を大きく左右しそうだ。
 
 決勝で3点差を逆転して甲子園出場を決めた鳥取城北(鳥取)は、投手層が厚い。今夏の鳥取県大会では計7人の投手が登板。8年連続初戦敗退の鳥取県勢だが、今年は勝利を収めることができるのか。

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