高校時代が“ピーク”に…?プロでは苦戦する甲子園のスター(1)2桁アーチでも「物足りない」
2024/08/22
産経新聞社
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長い歴史を誇る高校野球では、これまでに幾多のスター選手が誕生した。甲子園で活躍ればプロの世界からも注目され、将来を嘱望される存在になる。しかし、高校時代に鮮烈な印象を残した一方、プロ野球では実力を発揮できない選手も珍しくない。そこで今回は、甲子園で活躍したものの、プロ入り後に苦しんでいる選手を紹介する。
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清宮幸太郎
投打:右投左打
身長/体重:184cm/94kg
生年月日:1999年5月25日
経歴:早稲田実
ドラフト:2017年ドラフト1位
ようやく覚醒の兆しを見せ始めた清宮幸太郎も、期待通りの結果を残せているとは言い難い。
規格外のスラッガーとして注目された清宮は、早稲田実(西東京)に入学。1年春からレギュラーを掴み取ると、高校で積み重ねた本塁打数は111本を数えた。
ドラフト会議では、野手史上最多タイとなる7球団から1位指名を受け、競合の末に北海道日本ハムファイターズに入団した。
当然、誰もが将来の大砲と期待を寄せる中、高卒1年目から53試合に出場して7本塁打を記録。順調なスタートを切ったが、その後は伸び悩んだ。
そんな中、2022年には129試合に出場し、打率.219ながらも18本塁打、55打点を記録。キャリアハイの成績をマークし、覚醒が期待された。
今季は、春季キャンプ前に左足を負傷して出遅れた清宮。それでも、7月以降は一軍の大きな戦力に。一発も増えている状態で、7月21日のロッテ戦では、2打席連続ホームランも記録した。
今季の本塁打数は、現在まで8本。ここから勢いをつけ、不動のレギュラーとしての地位を確立したい。
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