”甲子園のスター”から一転…プロで挫折を味わった主役(2)春夏連覇を達成したサウスポー
2024/08/18
産経新聞社
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第106回全国高等学校野球選手権大会が8月7日から阪神甲子園球場で開幕。今年も夏の王者をかけて、連日熱い戦いが繰り広げられている。“聖地”で輝いた選手がプロで一流の活躍を見せる例も多くある一方で、上の舞台では実力を発揮できなかったものもいる。ここでは、プロ野球で挫折を味わった甲子園のスターを紹介する。
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島袋洋奨
投打:左投左打
身長/体重:174センチ/76キロ
生年月日:1992年10月24日
経歴:興南高-中央大
ドラフト:2014年ドラフト5位
独特な投球フォームから「琉球トルネード」の異名を取った興南高(沖縄)の左腕・島袋洋奨。3年春の選抜大会では、決勝戦で延長12回の激闘で日大三高(西東京)を降し初制覇。
夏の甲子園でも絶対的エースとしてチームを牽引し、史上6校目の春夏連覇、沖縄県勢初となる夏の甲子園優勝の立役者となった。
卒業後、高卒プロ入りはせずに中央大へ進学。1年春から開幕投手を務めるなど主戦を任され、新人賞に輝くなど能力の高さを見せつけた。しかし、2年春に登板過多や酷使が大きな要因となり、左肘を故障。復帰後も制球難などに悩まされ、主将を務めた4年時も本領発揮はならなかった。
その後プロ志望届を提出した島袋は、福岡ソフトバンクホークスから2014年ドラフト5位指名を受ける。ルーキーイヤーから一軍デビューを飾るなど復活を予感させたが、プロ3年目には左肘の手術を決断。同年オフから育成選手として再出発したが、支配下復帰は叶わず。2019年オフに戦力外通告を受け、現役引退を表明した。
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