プロでも観たかった…“甲子園のスター” だった天才打者6人。聖地を彩った高校球児たち
2024/08/25
産経新聞社
高校野球 夏の甲子園 最新情報
第106回全国高等学校野球選手権大会は、京都国際(京都)の初優勝で幕を閉じた。今夏も、数多くの高校球児が聖地で躍動。中には、一躍プロ注目選手に名を上げた逸材も現れた。一方で、過去には夏の甲子園で華々しい活躍を見せるも、プロの世界に進まなかった選手も少なくない。ここでは、プロ入りしなかった天才打者を紹介したい。
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町田友潤(常葉菊川)
“甲子園史上最高の二塁手”と称されるなど、二塁守備で強烈な印象を残した町田友潤。2007年春から4季連続で甲子園出場を果たした常葉菊川の黄金期を支えた。
1年秋から二塁手のレギュラーを掴むと、2年春の甲子園では1学年上の田中健二朗(現:くふうハヤテ)らとともに全国制覇を達成。町田は同大会から4季連続で聖地の土を踏んだ。
特に3年夏の甲子園では、チームを救うファインプレーを連発。「セカンドに打ってしまえば、望みはありません」と実況に言わしめた。
同夏は智弁和歌山、浦添商など強豪校を破り、決勝に進出。最後は大阪桐蔭に敗れたが、準優勝に輝いた。
高校卒業後は早稲田大に進学したが中退。その後は社会人野球の名門・ヤマハでプレーを続けたものの、故障もあって23歳の若さで現役引退を決断した。プロには進まなかったが、現在も高校野球ファンに語り継がれる存在となっている。