高校野球の”最強校”だが…プロ野球の世界で苦しむ大阪桐蔭出身の選手6人
2024/08/21
産経新聞社
中田惟斗
投打:右投右打
身長/体重:182cm/92kg
生年月日:2001年9月13日
経歴:大阪桐蔭高
ドラフト:2019年育成選手ドラフト3位
大阪桐蔭高でエースナンバーを背負った中田惟斗も、育成選手として苦しい立場になっている。
中田は、大阪桐蔭高で1年時からベンチ入り。3年夏の大阪府大会ではエースナンバーを背負った。
しかし、準々決勝で延長14回を投げ切ったが、チームは金光大阪に3-4のサヨナラ負け。中田は一度も甲子園を経験することなく、高校野球を終えた。
それでも、育成ドラフト3位でオリックス・バファローズから指名を受けた中田。育成枠でありながらも、プロへの切符を手にした。
だが、高卒5年目を迎えた現在まで支配下契約には至っていない。高卒1年目はファームで21試合に登板したが、高卒2年目は4月に右腓骨を骨折。同年はファームでも10試合の登板にとどまった。
昨季は2月に右肘のクリーニング手術を受けながらも、ファームで19試合に登板し、防御率3.66とまずまずの数字を記録。
飛躍を果たしたい今季だったが、ファームで防御率6点台となっており、制球にも苦しんでいる。
投手層の厚いチームだけに、このまま埋もれかねない状況だ。