高校野球の”最強校”だが…プロ野球の世界で苦しむ大阪桐蔭出身の選手6人
2024/08/21
産経新聞社
香月一也
投打:右投左打
身長/体重:176cm/83kg
生年月日:1996年4月16日
経歴:大阪桐蔭高
ドラフト:2014年ドラフト5位
大阪桐蔭高のクリーンナップとして活躍した香月一也。今季でプロ10年目となるが、未だに一軍での活躍はできていない。
大阪桐蔭高では、夏の甲子園に2回出場。2年夏の甲子園では二塁手として出場し、打率.455(11打数5安打)と打撃力の高さを発揮した。しかし、チームは3回戦敗退となり、悔しい大会となった。
そんな中、3年夏も甲子園出場を果たすと、チームは全国制覇を達成。香月は同大会の全6試合で「3番・三塁」でスタメン出場し、打率.444(27打数12安打)、1本塁打、10打点と優勝に大きく貢献した。
その後、U-18の日本代表にも選出された香月。迎えたドラフト会議では千葉ロッテマリーンズから5位指名を受け、プロ入りを果たした。
しかし、プロ入り後は打撃が沈黙した。高卒5年目にはプロ初本塁打を記録したが、同年も26試合の出場で打率.152、1本塁打、3打点と振るわず。
翌2020年9月には澤村拓一とのトレードで、読売ジャイアンツに移籍。すると、2021年には39試合に出場し、打率.203ながらも3本塁打、6打点をマークした。だが、きっかけを掴むことはできず、昨オフには戦力外となった。
今季からは育成選手としてオリックス・バファローズでプレーしているが、ファームでも打率は2割台前半。果たして、ここから巻き返すことはできるのだろうか。
【了】