甲子園とは無縁でも…ドラフト上位指名を受けた天才投手6人。高卒プロ入りした現役選手たち
2024/08/28
産経新聞社
武田翔太
投打:右投右打
身長/体重:187cm/92kg
生年月日:1993年4月3日
経歴:宮崎日大高
ドラフト:2011年ドラフト1位
今季は全休が確定的になっている武田翔太も、高校時代に凄まじい投球を見せていた1人だ。
宮崎日大高(宮崎)では球速が大きく向上し、変化球をうまく使った投球も相まって「九州のダルビッシュ」とも呼ばれていた。
だが、3年夏の宮崎県大会では準々決勝で足をつってしまい、無念の途中降板。チームも敗戦し、甲子園の舞台は経験できず。しかしドラフト会議では、1位で福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けた。
その無念を晴らすかのように、プロ1年目から11試合に登板して8勝1敗、防御率1.07という素晴らしい数字をマーク。
すると、プロ4年目の2015年には、25試合に登板して13勝。翌2016年には27試合に登板して14勝を挙げるなどチームに欠かせない存在となった。
しかし、2016年以降は2桁勝利を果たせていない。2017年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されたが、同年のレギュラーシーズンでは13試合の登板で6勝どまりとなった。
その後も一軍では思わしくない成績に終わり、今季は4月に右肘内側側副靱帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)および、鏡視下肘関節形成術を敢行。来季以降の復活を目指すこととなった。
【了】