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今年は出場できず…2025年春のセンバツ甲子園、連続出場が途絶えた強豪5校

2025/01/25

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産経新聞社



高知(高知)

高知高校ナイン
 
 3年連続で選抜出場中だった高知だが、4年連続出場は叶わなかった。
 
 春21回、夏13回の甲子園出場実績があり、春夏ともに全国制覇を経験している高知。近年は春に強さを見せており、2010年以降の甲子園出場7回は、すべて選抜で記録したものだ。
 

 
 2021年には秋季四国大会で優勝すると、2022年の選抜甲子園に出場。同大会では初戦で東洋大姫路(兵庫)を下し、久しぶりの聖地1勝を挙げた。
 
 翌2023年の選抜甲子園にも出場すると、1回戦で北陸(福井)に勝利。2回戦では福田幸之介(中日)、森田大翔(帝京大)といったタレント揃いの履正社(大阪)を破って、16強入りした。
 
 新チームとなっても強さを発揮し、同秋の四国大会で優勝。辻井翔大から平悠真へと継投する勝利の方程式を確立し、2024年の選抜出場を手にした。
 
 しかし、同大会の初戦で、優勝候補に挙がっていた広陵(広島)と激突。相手エース・高尾響を打ち崩せず、1-3で敗れた。
 
 新チームで挑んだ昨秋の高知大会は、準決勝で明徳義塾に敗戦。3位決定戦を制して秋季四国大会には出場したものの、初戦で尽誠学園(香川)に0-2で敗れ、4年連続の選抜出場とはならなかった。
 
 今春の選抜甲子園は、同県の明徳義塾が出場する。ライバルの活躍を刺激に、次は2009年以来の夏の甲子園出場を目指したい。

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