今年は出場できず…2025年春のセンバツ甲子園、連続出場が途絶えた強豪5校
2025/01/25
産経新聞社
報徳学園(兵庫)
2年連続で選抜準優勝の成績を収めていた報徳学園も、3年連続の選抜出場を逃した。
春23回、夏16回の甲子園出場実績がある報徳学園。1961年夏の甲子園1回戦では、倉敷工(岡山)を相手に6点差をひっくり返す逆転劇を披露し、いつしか”逆転の報徳”と呼ばれるようになった。
2023年の選抜甲子園に出場した際には、盛田智矢(青山学院大)、今朝丸裕喜(阪神)などの投手陣を揃え、捕手は堀柊那(オリックス)が務めていた。
同大会の準決勝では大阪桐蔭(大阪)に5点を先制されるも、見事に逆転勝ち。決勝では山梨学院(山梨)に敗れたが、準優勝を飾った。
翌2024年の選抜甲子園も、今朝丸、間木歩という強力投手陣を揃えて臨んだ。準々決勝では2年連続で大阪桐蔭と対戦し、4-1で勝利。準決勝では中央学院(千葉)を下し、2年続けて決勝に進出した。
決勝の相手となったのは、群馬県の健大高崎。報徳学園は初回に幸先良く2点を先制するも、その裏にすぐさま追いつかれ、3回には逆転を許す。
打線は相手投手陣・石垣元気と佐藤龍月を打ち崩せず、2-3で惜敗。またしてもあと一歩届かず、2年連続の準優勝に終わった。
新チームで挑んだ昨秋の兵庫大会では、2回戦で西脇工に3-4で敗戦。早々に選抜出場を逃す形となった。
それでも、江藤達成などの期待の1年生もいる報徳学園。夏に向けた戦いは、既に始まっている。