センバツ甲子園2025、勝ち上がり予想は…? 第97回大会の展望・要注目の高校を徹底解説!
2025/03/06 NEW
産経新聞社

高校野球 夏の甲子園 最新情報
今月18日に開幕する第97回選抜高等学校野球大会。今大会は甲子園常連校をはじめ、甲子園初出場の高校が6校選出された。また、各地区に優勝候補と目される高校が点在しており、熱い戦いが予想される。今回は上位進出が狙えそうな高校を予想するとともに、各代表校の戦力も紹介したい。
月額1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
北海道・東北地区の有力校は?
北海道・東北地区の代表校は以下の顔ぶれとなった。
東海大札幌(北海道)
青森山田 (青森)
花巻東 (岩手)
聖光学院 (福島)
北海道・東北地区は、甲子園常連校が名を連ねた。青森山田(青森)は昨夏の甲子園を経験した選手が多く残っており、上位進出の可能性はありそうだ。
青森山田は昨秋の青森大会を制し、東北大会では準優勝した。投手陣は乕谷朔ノ助、菊池統磨、下山大昂が主力として腕を振り、東北大会はこの3人の投手リレーで勝ち上がった。
主に先発を務める乕谷は、130キロ中盤の直球を投じ、急速以上の伸びがある。サイド右腕の菊池もストレートが130キロを超え、昨夏の甲子園でも登板した下山は最速140キロ超の直球を放るなど、投手陣は安定している。
打撃陣は、昨夏の甲子園を経験した選手が多く残る。佐藤洸史郎、佐藤隆樹、蝦名翔人などの好打者が名を連ね、相手チームにはプレッシャーとなりそうだ。
昨秋の北海道大会で優勝した東海大札幌(北海道)は、投手陣が強みだ。プロ注目左腕・矢吹太寛は最速140キロ超の直球を持ち、スライダーにもキレがある。昨秋に「背番号・1」を背負った右腕・高橋英汰も最速140キロを超えるなど、”ダブルエース”の活躍次第では上位進出を見込めそうだ。
打線は双子の兄弟・太田勝馬と太田勝心に注目だ。弟の太田勝馬は4番打者として活躍し、昨秋の北海道大会決勝ではホームランを放った。兄の太田勝心は、昨秋の北海道大会で主に5番に座り、準決勝の札幌日大戦では3打点を叩き出した。甲子園の舞台では、兄弟で打線を牽引したいところだ。
昨秋の東北王者となった聖光学院(福島)は、サイド左腕・大嶋哲平の安定感が鍵となる。急速は110〜120キロ台だが、高い制球力が特徴だ。甲子園でもコースを突く投球で、凡打の山を築きたい。
打線は、昨夏の甲子園でもスタメン出場していた菊地政善が中心だ。昨秋の東北大会で打率.500(14打数7安打)をマークした猪俣陽向にも期待がかかる。
花巻東(岩手)は、前チームからクリーンナップに座る古城大翔、新田光志朗が打線を牽引したいところだ。大きな体格を持つ新2年生・赤間史弥も注目の存在であり、彼が打ち出すと打線に重みが増しそうだ。
投手陣は大型右腕の金野快、左腕の萬谷堅心が中心だ。金野は力強いストレートやフォークが武器。萬谷はスリークォーターからストレートやカーブなどを投じ、緩急で打者を打ち取る。タイプの異なる二枚看板で、チームを上位へと導けるか注目だ。