センバツ甲子園2025、勝ち上がり予想は…? 第97回大会の展望・要注目の高校を徹底解説!
2025/03/06 NEW
産経新聞社
近畿地区の有力校は?
近畿地区の代表校は以下の顔ぶれとなった。
東洋大姫路 (兵庫)
智弁和歌山 (和歌山)
市和歌山 (和歌山)
天理 (奈良)
滋賀学園 (滋賀)
滋賀短大付 (滋賀)
98年ぶりに大阪勢が不在となった近畿地区。その中でも東洋大姫路(兵庫)と智弁和歌山(和歌山)は、全国的にも力上位だろう。
東洋大姫路は、プロ注目右腕の阪下漣が投手陣を牽引する。145キロ超のストレートに加え、スライダーなどの多彩な変化球を操る。サウスポーの末永晄大も140キロ超の直球を放るなど、左右で好投手が揃う。
打線も渡邊裕太、伏見翔一、高畑知季などの好打者が多く揃う。切れ目のない打線は、相手チームにとっても脅威だろう。
智弁和歌山も、投打に充実した戦力を誇る。エース右腕・渡邉颯人は最速140キロ超のストレートを放り、宮口龍斗は150キロ超の力強いボールを投じる。
打撃陣は山田凜虎、福元聖矢、U-15日本代表経験者の藤田一波など、好打者が揃う。相手投手は神経を使うことになりそうだ。
市和歌山(和歌山)はエース右腕・土井源二郎が投手陣を牽引し、新2年生の丹羽涼介も最速140キロ超の直球を放る。
打撃陣に目を向けると、捕手・川邉謙信の長打力が光る。リードオフマンの津本峰月が出塁し、打線の火付け役となれるか注目だ。
天理(奈良)は下坊大陸、伊藤達也の両右腕が投手陣の中心だ。下坊はスライダーなどの変化球に加え、制球力も高い。伊藤は140キロ超のボールを投げ込む力があり、打力も高い選手として注目の存在だ。
打撃陣では、ドラフト候補の赤埴幸輝に注目したい。昨秋の公式戦では、8試合で打率.484(31打数15安打)をマークした。甲子園の舞台でも、その実力を発揮できるか。
滋賀学園(滋賀)の注目は、エース右腕の長崎蓮汰だ。恵まれた体格から140キロ超の角度のあるボールを投げ込む。三塁手の吉森爽心は、昨秋の公式戦7試合で打率.571(35打数20安打)をマーク。甲子園でも打棒を発揮できるか期待だ。
初出場の滋賀短大付(滋賀)は、エース・櫻本拓夢が投手陣を引っ張る。最速は120キロ台だが、緩急を使って打者を打ち取る。打撃陣は昨秋の公式戦で、大窪玲輝、関東正悟が打率4割超をマークしており、打線を牽引する存在となりたい。