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監督から「春は投げさせたい」横浜高校の二刀流・池田聖摩がピッチャー復帰か。投手への思いも告白「もう1度やってみたい」

2025/03/16 NEW

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【写真:編集部】



横浜高校・池田聖摩

高校野球 春の甲子園 最新情報

 今月18日開幕の選抜甲子園に出場する横浜高校。同校で1年春から出場し、二刀流のスーパー1年生として話題を呼んだのが池田聖摩選手だ。その一方、昨夏の神奈川県大会決勝では逆転打を許すなど、悔しさも味わっている。編集部は池田選手にインタビューを実施し、投手への思い、選抜甲子園への意気込みなどについて話を聞いた。

 

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 中学時代にU-15日本代表を経験した池田選手は、横浜高校に入学後も1年春から出場した。同夏には遊撃のレギュラーを獲得し、投手としてマウンドにも上がった。
 
 東海大相模高校との決勝では、8回裏のピンチの場面で登板。しかし、相手打線を抑えきれず、決勝点を許す悔しいマウンドとなった。
 

 
 池田選手は「周囲の方々が『お前のせいじゃない』と言ってくれた。今は試合に出場できても、他の選手もどんどん成長してくるので、秋に向けて頑張れました」と、周囲の支えや激励があったことを明かした。
 
 新チームで挑んだ昨秋は登板機会こそなかったが、遊撃のレギュラーとして出場した。打撃面で苦しんだものの「秋は(相手の)レベルが高くなるにつれて打てなくなったので、レベルが上がった中でどうアプローチしていくかが課題だと思います」と、冷静に自分を見つめていた。
 
 自身の課題と向き合い、この冬は打撃を中心に取り組んだ。「素振り一つでも、自分の正しい形でやっていこうと取り組みました。少しは打球の質、凡退する内容とかも変わってきていると思います」と、冬の練習の効果も感じている様子だった。
 
 その一方、投手としての思いも持ち続けている。「投手の面白さというのを、離れてみて改めて感じました。もう一度やってみたいとは思っています」と胸中を明かしつつ「村田(浩明)監督から『春は投げさせたい』と言われたので、その言葉を信じて練習しています」と、投手復帰の可能性も明かした。
 
 そんな池田選手には、特に尊敬している先輩がいる。キャプテンの阿部葉太選手と、二遊間でコンビを組む奥村凌大選手だ。阿部選手については「キャプテンシーがあって、どういう状況でもチームのためにやっていく先輩です」と話し、奥村選手は「とにかく野球を知っていて、二遊間を組んでいて勉強になります。的確な指示がくるので、とても助かっています」と、大きな存在であることを語った。
 
 頼もしい先輩や同級生と臨む選抜甲子園については「守備では、要である遊撃を守らせていただいてるので、“ノーエラー”には拘っていきたいです。打撃でも、チームのためにやれることをやって、優勝に貢献したいです」と話し、頂点を目指す姿勢を見せた。
 
 昨夏の悔しさを胸に、甲子園で輝く池田選手の姿に期待したい。

 
【了】



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