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韓国プロ野球2度目の八百長行為は選手主導。「失投をするなど調子が上がらないように見せかけた」

7月20日夜、韓国プロ野球が再び窮地に陥った。現役選手2名による八百長行為が報道されたのだ。検察側は既に捜査内容を公開し、これを受けた球界OB陣も心を痛めている。

2016/07/22

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選手自ら主導した事件

 7月に入り、韓国球界を揺るがす事態が続いている。先日は09年にシーズンMVPを獲得した金相賢(キム・サンヒョン)が公然わいせつ罪で在宅起訴になったが、20日には他球団の選手2名による八百長行為が明らかになった。

 関与したのはムン・ウラムと李太陽(イ・テヤン)。八百長行為は大概、ブローカーと呼ばれる人物が主導するが、今回は選手自らが行ったという。

 計画したムン・ウラムは元々、ネクセンヒーローズに所属する外野手だ。
 現在は兵役に従事しているため、軍隊チームでプレーしている。一方、実行犯の李太陽はNCダイノスで先発陣の一角を担うサイドスロー投手で昨年は2ケタの10勝を挙げた。またプレミア12でも代表入りしている。

 2人は在宅起訴された。これを受けて韓国野球委員会(KBO)はひとまず活動停止処分を決めた。この期間中、試合はもちろん、チーム練習にも出場できない。KBOは検察の司法判断によっては当該選手達を失格処分にすることを検討しているという。

【次ページ】4回行われた八百長
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