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清原和博と桑田真澄、史上最強の「高校球児」だったKKコンビ

ついに夏の甲子園大会まで2週間を切った。98回目となる今大会も数々のドラマが待ち受けているだろう。次世代のスター候補が登場するが、過去の歴史を紐解くと、やはりあの二人のコンビの成績が際立つ。

2016/08/02

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5度の甲子園出場

 現在の制度では、高校球児は春夏合わせて最大5回、甲子園の土を踏むことができる。
高1の夏、高2と高3の春・夏だ。
 
 これまで、その5回出場した選手は荒木大輔(元ヤクルト)らわずか7人しか記録していない。中でも抜群の成績を残しているのが、PL学園の清原和博、桑田真澄。いわゆるKKコンビだ。甲子園5回出場して成績はすべてベスト4以上。個人成績もずば抜けている。
 
 KKコンビの投打の成績を見ていこう。
 
■1983年夏 優勝
 
清原和博 6試合23打数7安打1本塁打5打点
桑田真澄 6試合20打数7安打2本塁打8打点
     6登板40回25被安打25奪三振自責点7 4勝0敗
 
 1年のKKコンビは投打の中心としていきなり大活躍、優勝した。

■1984年春 準優勝
 
清原和博 5試合17打数8安打3本塁打8打点
桑田真澄 5試合21打数5安打2本塁打9打点
     4登板35回22被安打39奪三振自責点2 3勝1敗
 
 桑田は決勝の岩倉(東京)戦で8回に失点、惜しくも0-1で負け投手になる。清原は四球禍に悩まされる。
 
■1984年夏 準優勝
 
清原和博 6試合21打数10安打3本塁打7打点
桑田真澄 6試合26打数10安打1本塁打5打点
     6登板51.2回37被安打39奪三振自責点12 5勝1敗
 
 清原は1回戦の享栄(愛知)戦で3本塁打するが以後の長打は二塁打1本だけ。桑田は決勝の取手二(茨城)戦の延長10回に崩れて自責点7で敗退。
 
■1985年春 ベスト4
 
清原和博 4試合14打数5安打1本塁打1打点
     1登板1.2回0被安打2奪三振自責点0 0勝0敗
 
桑田真澄 4試合17打数7安打0本塁打0打点
     4登板33回25被本塁打17奪三振自責点4 3勝1敗
 
 KKコンビは各校から警戒され、長打が出なくなる。桑田は準決勝の伊野商(高知)戦で3失点(自責点1)で敗退。清原は1回戦の浜松商(静岡)戦で桑田を救援してマウンドに上がる。
 
■1985年夏 優勝
 
清原和博 5試合16打数10安打5本塁打8打点
     1登板2.2回0被安打1奪三振自責点0 0勝0敗
 
桑田真澄 5試合20打数8安打1本塁打7打点
     5登板39回32被安打29奪三振自責点9 5勝
 
 決勝で宇部商(山口)を破り、1年夏以来の優勝。清原は準々決勝、準決勝、決勝の3試合で合計5本塁打。桑田は抜く投球を覚え失点しながらも試合を勝ち抜いた。
 
通算
 
清原和博 26試合91打数40安打13本塁打29打点 打率.440
     2登板4.1回0被安打3奪三振自責点0 0勝0敗 防御率0.00
 
桑田真澄 26試合104打数37安打6本塁打29打点 打率.356
     25登板198.2回141被安打147奪三振自責点34 20勝3敗 防御率1.54

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