高校野球101年、学校別番付。東西の横綱はどの高校か?【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、高校野球についてだ。
2016/08/10
名門校が少ない今大会
東の幕内には4校が今大会に出場しているので番付が上がる可能性はある。一方、西は明徳義塾だけ。名門校が早々に敗れる番狂わせもあり、出場校は少なかった。
幕内の顔ぶれは昨年と変わらない。十両筆頭で、入幕間近かと思われた大阪桐蔭は今年も足踏みだ。
十両、幕下では今年春の優勝校の智辯学園が、西幕下4枚目から十両9枚目に、同じく2015年夏と2016年春に1勝ずつを加えた敦賀気比が、東幕下2枚目から十両9枚目に。
いわゆる新十両だ。智辯学園は今夏も出場しており、さらに番付が上がるかもしれない。
三段目では聖光学院、常葉菊川、尽誠学園が今夏の出場校。福島県では無敵の聖光学院は幕下昇格となるだろうか。
101年もの伝統がある高校野球、その番付には伝統校がずらっと並ぶ。実力があっても番付を這いあがるのは至難のわざだ。
今大会を経て、来年の夏はどれだけ番付が変動するだろうか?
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