WBC初出場・イスラエル代表は台風の眼? メジャー勢加われば大会屈指の強力打線に
イギリス、ブラジル、パキスタンとの戦いを制しWBC本大会への初出場を決めたイスラエル代表。本選出場となれば多くのユダヤ系メジャーリーガーが加わる可能性があり、参加メンバー次第で打線は大会最強クラスとなる。
2016/10/01
投手陣は見劣りも
ただ、豪華な顔ぶれが揃う野手陣と比べると投手陣は見劣りする。エース候補はメジャー通算71勝のスコット・フェルドマン。読売ジャイアンツのアーロン・ポレダやヤンキースのリチャード・ブレアーらを加えても手薄感は否めない。
予選決勝で4回パーフェクトのピッチングを見せたメジャー通算121勝のジェイソン・マーキー、上原・田澤と共にボストンのブルペンを支えたクレイグ・ブレスロウらベテランの活躍に期待したい。
前回大会は惜しくも予選決勝で敗れ、本選出場はならなかったが、その際は本選の出場が決まっていれば、ケビン・ユーキリス(当時ホワイトソックス)らが出場の意思を示していた。初出場となれば、多くの選手がこぞって名乗りをあげるのではないか。
たとえこれだけのメンバーが集まらなくとも、一流選手が加わることでチームの結束に大きな影響を与えるのは去年のプエルトリコやオランダが示した通り。
ソウルで行われる第1ラウンドBプールは、韓国、オランダ、チャイニーズ・タイペイと手ごわいチームが多い、しかし1番に東京行きを決めるのはイスラエルになるかもしれない。
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