「乃木坂46に覚えてもらえる選手に」――ロッテ育成指名の隠し玉・菅原祥太の武器は、柳田悠岐ばりの豪快スイング
ロッテの育成ドラフト2位指名を受けた菅原祥太外野手(日本ウェルネススポーツ大)。育成選手からのスタートながら、担当スカウトが素質を高く評価する隠し玉の実力と素顔に迫った。
2016/11/27
高木遊
大好きなのは練習と乃木坂46
工藤監督が「とにかく練習が大好きな子です。この歳になってもこんなに身体能力が上がるんだと驚きました」と話すように、今の菅原を作り上げたのは本人のたゆまぬ努力の賜物だ。
全体練習前後のティー打撃やウェイトトレーニング、1日5食の食事トレーニングで筋骨隆々の体を作り上げ、スイングスピードはプロでもトップレベルの149km/hにまで上がった。
そんな菅原でも自主練習を行わないのが、大ファンと公言するアイドルグループ・乃木坂46の握手会の時だ。
こちらが「今後の目標は?」と尋ねると、「乃木坂46が曲を常に聴いているくらい大好きで、特に若月佑美さんのファンなので、彼女たちに知ってもらえるくらいの選手になりたいです」ときっぱり答えた。
理想の選手像は「かっこいい。憧れの存在です」と語る福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐だ。武器と話す打撃スイングは、「まだまだモノにはできていないです」と謙遜するが、柳田を彷彿とさせる豪快なもの。課題には「足の速さを生かしきれてないので」と走塁技術向上を挙げた。
まずは2軍での出場しか許されない育成選手からのスタートとなるが、伸び盛りの身体能力と熱意に純粋な行動力で、下克上を目指す。
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