社会人野球も始動! 2015年ドラフト候補をはじめ注目のプレーヤーたち(打者編)【横尾弘一「プロにつながる社会人野球」】
社会人野球も、2015年シーズンに向けて始動となる。今秋のドラフト候補になっている選手をはじめ、今年も活躍を期待したい選手が多数いる。ぜひ皆さんに注目していただきたい選手を紹介したい。今月は野手編だ。
2015/01/14
ドラフト指名が解禁になる大型選手のプレーに期待
プロのスカウトも熱い視線を送るであろう大卒2年目の右打者に負けじと、左打者にも大型スラッガーが揃う。
圧倒的な数字を残してもらいたいのが石岡諒太(JR東日本)だ。187cm・88kgの体に底なしのスタミナとスピードを備え、守りではファーストと外野をそつなくこなす。2013年から日本代表にも選出されているものの、同年に解禁となったドラフトでは2年続けて指名がなかった。それでも、潜在能力の高さには定評があるだけに、求められるのは文句なしの結果を残すことだろう。
大卒2年目では柔らかなバットコントロールが目を引く大熊征悟(富士重工業=185cm・89kg)や勝負強さが光る瀧野光太朗(トヨタ自動車=177cm・75kg)、中村篤人(NTT西日本=178cm・81kg)が着実に力をつけている。
さらに目立つ活躍が求められる大卒3年目では、中井隆盛(七十七銀行=185cm・92kg)、井上彰吾(Honda=181cm・84kg)、伊藤亮太(NTT東日本=187cm・85kg)、萩原圭悟(ヤマハ=181cm・87kg)、大城昌士(西部ガス=181cm・96kg)らがバットでチームを押し上げられるか注目したい。
ほかにも、昨年の日本選手権でバックスクリーンへ弾丸ライナーの本塁打を放つなど、ようやく覚醒した感のある27歳の澤良木喬之(セガサミー=184cm・97kg)、将来性では20歳の岩切貴弘(JR九州=188cm・85kg)がどんな打撃を見せてくれるか楽しみだ。長打力は体格に比例するわけではない。しかし、ここに挙げた大型選手たちが順調に活躍してくれるだけでも、今シーズンの社会人野球は面白くなる。