「日本一のショートに」。2015年ドラフト候補・柴田竜拓(国学院大)の挑戦
悲願のリーグ優勝そして初の日本一を目指す国学院大の主将に就任したのは、プロ注目の遊撃手・柴田竜拓(岡山理大附高/読みはたつひろ)。野球小僧を思わせる爽やかな笑顔の裏にある強い決意を聞いた。
2015/01/18
Yu Takagi
「アウトにできる引き出しを増やしたい」
最終学年の今季、チームの日本一とともに目指すのが、幼い頃に憧れ、今は目標となったプロ入りだ。
その実現には、「攻守ともにもう1段階レベルを上げなければいけない」というのが指導スタッフと本人の共通認識だ。
入学時に上月健太コーチと交わした「日本一のショートになろう」という約束を果たすチャンスは、あと2回のみ。残された1日1日を大切にしなければならない。
打撃ではパワーをつけるための体重増量に取り組み、既に評価の高い守備でも、全幅の信頼を置く上月コーチとともに「アウトにするための引き出しを増やしている」とのこと。さらには前述した主将としての資質も求められる。
これらすべての実践や成長が並大抵のではないからこそ、これらをすべて身につけた柴田の姿には期待が高まる。彼にとって言い訳のできない、過酷であるがゆえの大きな挑戦が始まっている。
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