智弁学園連覇ならず。盛岡大付は初のベスト8【第89回センバツ】
2017/03/25
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第89回選抜高校野球大会第6日目盛岡大付(岩手)対 智弁学園(奈良)の試合が25日に甲子園で行われ、5-1で盛岡大付が制し、初めてベスト8入りとなった。
両校とも初回から出塁するも一歩も譲らず、5回までに盛岡大付の三浦、智弁学園の松本がともに被安打1本と、白熱した投手戦を見せた。
試合が動いたのは6回。盛岡大付の林が2死走者なしの場面からツーベースヒットで出塁すると、大里も続き右翼へタイムリーヒットを放ち1点先取する。
7回にも得点を加え、点差を広げる。先頭打者の須藤がツーベースヒットで出塁すると、松田が送りバントをきっちりと決め、臼井は四球を選び1死一、三塁。続く三浦瑞はニ塁へ打球を転がすも、相手が本塁へ送球し野選。三浦瑞は一塁に残り、1点が入った。
これだけでは終わらない。小林のセーフティバントが内野安打となり1死満塁とチャンスを広げ、植田は4球まで粘るも137キロのストレートを空振りし2死。なおも満塁で林が打席に立ち、初球のど真ん中に来たストレートを中堅に弾き返し2点追加する。4-0と点差を大きく広げた。
8回には臼井のタイムリーヒットでさらに1点を加え、智弁学園に主導権を渡すことなく勝利を収めた。
一方、智弁学園は9回に前回大会覇者の意地を見せた。福元が中堅へヒット、加堂がストレートの四球で出塁。西岡は4球目のスライダーを内野安打にして無死満塁とチャンスを広げた。
太田は空振り三振で1死満塁。続く高塚は遊ゴロに倒れるも、その間に福元が生還し1点を返す。2死一、三塁で打席に立った石田は、2球目の真ん中高めのストレートを打ち上げ、捕邪飛で3アウト。5-1と盛岡大付に追いつくことはできなかった。
勝利した盛岡大付は準々決勝へ進み、第9日(28日)に履正社(大阪)と対戦する。