第10日は今大会最多の1日4試合。履正社らが準決勝へ【第89回センバツ】
2017/03/29
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第89回選抜高校野球大会第10日が29日、甲子園で行われた。
この日は、盛岡大付(岩手)対 履正社(大阪)、報徳学園(兵庫)対 福岡大大濠(福岡)、健大高崎(群馬)対 秀岳館(熊本)、大阪桐蔭(大阪)対 東海大福岡(福岡)の4試合。1日に4試合は、今大会最多だった。
1試合目は、1-8で履正社が勝利した。
5回、履正社の溝辺はヒットで出塁する。その後盛岡大付のミスが絡み履正社が先制のホームを踏み0-1。続く浜内はストレートの四球で2死満塁で打席は竹田。初球のスライダーを左翼に運び、これがタイムリーツーベースとなり、2点を加えた。さらに、筒井もタイムリーを放ち、この回5得点とリードを大きく広げた。さらに6回、9回と得点を奪い、準決勝進出を決めた。
盛岡大付は7回に植田がソロホームランを放つも続かず、追いつくことができなかった。
2試合目は、報徳学園が8-3で福岡大大濠を下した。
初回から報徳学園が動く。永山、片岡のダブルスチールで1死二、三塁とチャンスを広げると、篠原は右翼へタイムリーツーベースを放ち1点先制。その後も相手に主導権を渡すことなく、得点を加えた。
福岡大大濠は5回から3イニング連続で墨をつけるも、反撃ならず敗れた。
3試合目は、秀岳館が2-9で勝利を収める。
初回に木本の2ランホームランで先制する。4回には川端ら3本のタイムリーで4点を加えるなどして、15安打9得点で健大高崎を破った。
健大高崎は8安打をマークするも、なかなか得点に結びつかず敗戦した。
4試合目は、4-2で大阪桐蔭が白星を挙げた。
両校、4回までお互い一歩も譲らない展開だったが、試合が動いたのは5回。大阪桐蔭の山田が内野安打で出塁すると、泉口がタイムリースリーベースを放ち、先制する。さらに7回には4安打2得点、8回1得点と得点を重ね、試合を制した。
東海大福岡は、8回に2点を返すも、9回は三者凡退に倒れてしまった。
第11日(30日)は履正社 対 報徳学園、秀岳館 対 大阪桐蔭と準決勝2試合となっている。