広陵、優勝候補秀岳館を破り3回戦進出 ドラ1候補中村が9回にとどめの3号3ラン【全国高校野球】
2017/08/17
第99回全国高校野球選手権大会の第9日(17日、甲子園球場)の第1試合は、広陵(広島)が先発平元の快投、ドラ1候補の3番・中村の3安打1本塁打の活躍などで、秀岳館(熊本)を6-1で破り、3回戦へ進出した。
広陵は中京大中京を、秀岳館は横浜を倒し、1回戦の“死の4日目”を勝ち抜いて勢いに乗っている両校の試合は、広陵の平元、秀岳館の川端の両先発が好投。3回まで無失点投球を続ける。
4回表に広陵は中村の安打からチャンスを作ると、相手のバッテリーのミスで1点を先制する。
秀岳館は5回裏に幸地の左翼スタンドへのソロ本塁打で同点とする。
広陵は7回に大橋、吉岡の連打から松岡が送ると、好投を続けている平元がスクイズ成功。さらに自身もセーフとなり、続く高田の打球を二塁手が失策し、広陵がさらに追加点を挙げる。
秀岳館は8回から田浦が継投。広陵打線を抑えて味方の援護を待つが、9回に広陵の中村にとどめの3号2ランを打たれ万事休す。広陵が秀岳館を6-1で破った。
勝った広島は準優勝を果たした2007年以来10年ぶりの3回戦進出。中京大中京、秀岳館と強豪を倒した広陵の勢いは止まらない。一方の秀岳館は3季連続で甲子園ベスト4と安定した成績を残していたが、今大会は2回戦で敗退となり、鍛治舎監督の最後の大会を飾れなかった。