大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » 社会人・高校野球・その他 » 盛岡大付、初の8強 両軍5本の空中戦 2本の満塁弾も飛び出す【全国高校野球】

盛岡大付、初の8強 両軍5本の空中戦 2本の満塁弾も飛び出す【全国高校野球】

2017/08/19

text By



〇盛岡大付 12-7 済美●
 
 第99回全国高校野球選手権大会の第11日(19日、甲子園球場)の第1試合では、両校に満塁本塁打が飛び出す熱戦の末に、延長10回で盛岡大付(岩手)が済美(愛媛)に12-7で勝利。初の8強入りを果たした。  
 
 強打が自慢の両チームの対戦は、2回に済美の影山の左中間を破る2点適時打を放ち先制。しかし、3回表には相手のミスで盛岡大付が1点を返す。
 
 ゲームが激しく動いたのは5回。連打で植田が適時打を放ち盛岡大付が同点とすると、満塁から小林が左中間スタンドに満塁本塁打。この回一気に5点を加え、済美を突き放す。
 
 しかし、その裏には済美が安打と四球などでこちらも満塁とすると、5番・吉岡がバックスクリーンにお返しの満塁本塁打で同点とする。
 
 7回裏には済美の2番・宇都宮が左翼スタンドへ勝ち越しのソロ本塁打を放つ。
 
 9回表に逆転を狙う盛岡大付は、先頭の植田が高めの球を振り抜き打球は左中間スタンドへ一直線。土壇場の本塁打で同点とすると、松田が内野安打で出塁、そして、小林が左前につなぎチャンスメイク。しかし、ここを済美はしのぐ。
 
 すると、9回裏に盛岡大付の平松が見事な三者凡退で、上位打線を抑え、試合は延長戦に突入。
 
 10回表に盛岡大付は相手のミスも絡み、林が右前適時打で勝ち越し。さらに走者を貯めると、植田が2打席連続となる3ラン本塁打をバックスクリーンに打ち込むなど5点を加え、10回裏の済美の反撃をしのいで盛岡大付が勝利した。
 
 盛岡大付は両軍5本の本塁打が飛び出す乱打戦を制し、学校史上初のベスト8進出となった。一方の済美は2試合を完勝して3回戦に臨んだが、あと一歩及ばなかった。



error: Content is protected !!