侍ジャパン大学代表、優勝の喜び語る 善波監督「家族のような息の合ったチーム」
2017/09/01
「第29回ユニバーシアード競技大会」(台湾)で2連覇を果たした侍ジャパン大学代表が8月31日帰国し、羽田空港での記者会見で優勝の喜びを語った。
今大会では、7戦全勝61得点と圧倒的な強さを見せた大学代表。米国との決勝戦は10-0と大勝し、見事金メダルをつかんだ。前回大会は雨天中止により、台湾との「両国金メダル」だったため、初の単独優勝を果たした。
会見には、善波達也監督、竹村春樹主将(明治)、小畑尋規捕手(立正)、中川圭太内野手(東洋)が出席した。
善波監督は「失点を最小限に抑えて、様々な得点パターンの攻撃ができた」と優勝の要因を語った。試合ごとの投手起用がうまくいき、長打や足を絡めた攻撃で安定した戦いができたという。そして、“小言”も言える「家族のような息の合ったチームになった」と振り返った。
竹村主将は「試合をするたびに強くなった。キャプテンのプレッシャーもあったけど、周りの選手が支えてくれた」とチームワークの良さをにじませた。
また、小畑捕手は「対戦ごとにどう対応するか考える中で、リードの引き出しが増えた」と語る。中川内野手は「日本人投手とは違う軌道の変化球をどう打ち崩すか考えながらバッティングできた」と話した。
野球日本代表は、U-18がW杯、女子代表がアジアカップ、社会人代表がアジア選手権を控える。善波監督は「いい風が吹いて、各世代で金メダルを取ってくれたらうれしい」とエールを送った。