【第90回センバツ】明徳義塾、智弁和歌山、智弁学園が3回戦へ<第3日結果>
第90回記念選抜高校野球大会は25日(阪神甲子園球場)、2回戦3試合が行われた。明徳義塾(高知)、智弁和歌山(和歌山)、智弁学園(奈良)が3回戦進出を決めた。
2018/03/25
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▼第1試合
〇明徳義塾(高知)7-5中央学院(千葉)●
秋の神宮大会王者・明徳義塾は初回に中隈、安田の適時打で一挙3得点。8回にエース市川の制球が乱れて逆転を許すも、その裏に四球と安田の適時打で1点差に迫った。9回裏、2死一、二塁のチャンスで4番・谷合がサヨナラ勝ちを決める豪快な逆転3ランを放った。
一方、中央学院は8回に2安打4四球で4点を挙げて勝ち越し成功したが、“二刀流”の右腕・大谷が9回裏2死から崩れて痛打を浴びた。
明徳義塾は、馬淵史郎監督にとって甲子園通算50勝目を劇的勝利で飾り、3回戦進出を決めた。
▼第2試合
●富山商(富山)2―4智弁和歌山(和歌山)〇
智弁和歌山は先制を許すも、3回には文元の適時打、4回には東妻の三塁打に暴投が絡んで着実に得点。2-2で迎えた8回表、2死一、二塁で池田の安打を中堅手が後逸し、その間に2点を追加して勝ち越しに成功した。
一方、富山商は2回裏に沢田の適時打で先制、1点を追う5回裏に横尾の適時打で追いついたが、反撃はここまで。先発・沢田は一人で投げ切り、161球の力投で智弁和歌山打線を苦しめたが初戦で敗退となった。
智弁和歌山は7年ぶりにセンバツで勝利し、高嶋仁監督は甲子園通算最多の65勝目となった。
▼第3試合
〇智弁学園(奈良)5-3日大山形(山形)●
智弁学園が接戦を制し、日大山形を下した。智弁学園は1点をリードされて迎えた6回裏、1死二塁から左向の適時打で同点に追いつき、藤村の二塁打で勝ち越し。続く7回には坂下の適時打、8回には岡野の右翼への本塁打が飛び出し突き放した。一方、日大山形は8回に1点を返したが、智弁学園の伊原、川釣のリレーに屈した。
智弁学園は3年連続でセンバツの初戦を突破した。