【第90回センバツ】大阪桐蔭、史上3校目の春連覇! プロ注目・根尾が9回2失点完投
第90回記念選抜高校野球大会(第12日)は4日、阪神甲子園球場で決勝戦が行われ、大阪桐蔭(大阪)が智弁和歌山を下し史上3校目となる春連覇を果たした。
2018/04/04
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▼決勝
〇大阪桐蔭(大阪)5-2智弁和歌山(和歌山)●
試合は大阪桐蔭・根尾昂、智弁和歌山・池田陽佑投手の両先発の投げ合いによって無得点のまま序盤3回までを終える。
均衡が破れたのは4回。智弁和歌山が2死二、三塁のチャンスを作ると、東妻純平が左前への2点タイムリーヒットを放ち先制に成功した。一方の大阪桐蔭もその裏、安打と死球で無死満塁の絶好のチャンスを作り、石川瑞貴が遊ゴロを打つ間にまず1点を返す。なおも後続がチャンスを広げ再び満塁とすると、打席の小泉航平は併殺打に倒れたが、三塁走者が生還し同点に追いついた。
その後はお互い譲らずスコアボードに0を刻んでいったが、終盤に入った7回裏、連覇を狙う大阪桐蔭が底力を発揮した。四球と送りバントで1死二塁のチャンスを作ると、宮崎仁斗がカウント2-2から左前へタイムリー安打を放って勝ち越し。そして、8回裏にも藤原恭大、根尾の連続タイムリー安打が飛び出し、2点を追加し5-2とした。
9回は、この試合ここまで1人で投げてきた根尾が、先頭打者の黒川史陽に安打を浴びたものの、後続を3人で抑えて、史上3校目となる春連覇を達成した。
あと一歩で敗れた智弁和歌山は、6回と9回に先頭打者を出すものの後続が抑えられるなど、準決勝まで見られた驚異の粘り強さが発揮できず準優勝という結果に終わった。