東海大四が初の決勝進出! エース大澤が昨秋10失点の浦和学院にリベンジ果たす
3月31日(火)、第87回選抜高校野球大会準決勝が行われ、北海道代表の東海大四が3-1で一昨年の選抜覇者の浦和学院を下し、初の決勝進出を決めた。
2015/03/31
昨秋の明治神宮大会で味わった悔しさ
3月31日(火)に行われた準決勝は第1試合から波乱の幕開けとなった。
昨夏の甲子園優勝で夏春連覇がかかった大阪桐蔭は、第1試合で敦賀気比に2本の満塁ホームランを含む0-11の完封負けを喫した。
場内のざわつきがおさまらない中で始まった第2試合、初の決勝進出を目指す東海大四の前に一昨年の選抜覇者の浦和学院が立ちはだかった。同校とは、昨秋の明治神宮大会で0-10のコールド負けを喫して以来の対戦となる。当時のピッチャーも今大会の東海大四エース大澤と浦和学院江口の投げ合いだったが、大澤が14安打10失点で打ち込まれている。
因縁の対決となったが、3-1で東海大四が勝利し昨秋のリベンジを果たした。
大澤は、初回を無失点に抑えるも、2回に1死から連打で1・2塁としたところでピッチャーの江口にタイムリーツーベースで1点を先制される。なおも続く2死1・2塁のピンチは後続を打ち取り最少失点で切り抜ける。
0-1とされ序盤で早くも浦和学院に流れが傾きかけるがその裏、2死3塁で大澤に打順がまわる。エースにとられた先制点をエースで取り返す絶好のチャンスで、タイムリーヒットを放ち同点。その後、死球と相手のエラーが重なり2-1と逆転に成功する。
大澤は、3、5、6回の先頭打者をヒットで出塁させ、ランナーを背負う場面が続くが、ランナーを出してからが強かった。クールな表情を保ち、後続を打ち取り、味方の手堅い守備で3回以降浦和学院に3塁を踏ませない。