村田修一、来季NPB復帰は目指さず BC栃木・最終戦は9月9日「1本でも多くホームラン打ちたい」
2018/08/01
ルートインBCリーグ栃木ゴールデンブレーブスの村田修一内野手が1日、栃木県小山市内で記者会見し、今後の活動について語った。来季以降はNPBを目指す考えはないことを明かし、9月9日のシーズン最終戦に向け「体も万全の状態。いいパフォーマンスをお見せできればと思います」と意欲を語った。
昨年10月、読売ジャイアンツを自由契約となってから待ち続けたNPB球団からのオファー。今季中の移籍期限の7月31日を迎え、復帰の目標はかなわなかった。
今季、独立リーグに舞台を移して野球を続けてきた村田。ここまでのシーズンを「若い選手と野球をやってきて、そのすばらしさやNPBとの違いを感じることができた」と振り返る。ただNPB球団からの誘いはなく、「来年についてはNPBを目指すということは考えにくい」と今後の展望を語った。
2003年にプロ入りし、横浜、巨人で計15年を過ごした。通算成績は打率.269、360本塁打、1123打点の成績。名球会入りとなる2000安打まで残り135本に迫っていた。記録については「まず現場に行かないと135本は減らない」とし、オファーがなかったことに対して「自分の中でしっかり整理して次に進んでいこうと思います」と前を向いた。
BC栃木のシーズン最終戦は9月9日。その試合に向け、「野球の最大の魅力はホームランなんだという気持ちは強くなってきた。家族のため、応援してくれるファンの皆さんのためにも1本でも多くホームランを打ちたい」と抱負を語った。
9月9日以降の去就について問われると、「現役として野球をやる選択肢はどうなのかな」と言葉を濁し、「引退という言葉を聞きたいのか聞きたくないのかわかりませんけど、NPBを目指していた。そういう意味ではユニホームを着て野球を続けるというのは考えにくい」と語った。
ただ、現役続行については言及せず、「きょうはその(引退という)2文字を使いたくないので、きょうこの時点での発言はない。ブレーブスのために最後まで野球をします」と語気を強めた。