【きょうの甲子園・第1日】開幕戦は藤蔭VS星稜、100回記念初戦を飾るのは?
2018/08/05
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第100回全国高校野球選手権記念大会は5日(大会第1日)、阪神甲子園球場で開会式と1回戦3試合が行われる。
■第1試合(午前10時半):藤蔭(大分)-星稜(石川)
始球式に登板する松井秀喜氏の母校・星稜が初戦を引き当てる劇的な開幕カードとなった。古豪と対する藤蔭は、28年ぶり2回目の出場。地方大会準決勝まで毎試合5点以上を挙げた爆発力のある打線、全5試合に先発したエース・市川晃大(3年)の粘り強い投球が持ち味だ。
一方、2年ぶり19回目となる星稜は、地方大会を全試合無失点で勝ち抜いた。打線は長打力が魅力で、地方大会では南保良太郎(3年)が5本塁打、竹谷理央(3年)が4本塁打を放っている。また、最速147キロの右腕・奥川恭伸(2年)を擁する投手層の厚さも注目だ。
■第2試合(午後1時):済美(愛媛)-中央学院(西千葉)
2年連続6回目の出場となる済美は、「平成30年7月豪雨」で開幕が2日順延した地方大会を制した。愛媛大会は失策3と堅守が光り、投げては全5試合を完投したエース山口直哉(3年)のスタミナは十分だ。さらに、全5試合を4点差以上で勝利した打線も強力。昨夏のベスト16以上なるか。
初出場の中央学院は春のセンバツに続いて甲子園の舞台に立つ。チームの中心はエースで4番の大谷拓海(3年)。地方大会は準々決勝、準決勝と1点差の接戦を強いられたが、投手陣の継投や打線が勝負強さを発揮し、初切符をつかんだ。堅守と下位でもチャンスがつくれる打線で初勝利を狙う。
■第3試合(午後3時半):慶応(北神奈川)-中越(新潟)
10年ぶり18回目の慶応は、春夏連続出場。北神奈川大会では、2度コールド勝ちするなど、全6試合2桁安打と打線爆発で激戦を制した。チーム打率は.379誇る。10年前に出場した第90回記念大会のベスト8以上なるか。
対する中越は2年ぶり11回目の夏。地方大会の6試合で計88安打、5本塁打、チーム打率.398という数字からもわかるように重量打線が武器のチームだ。決勝も10-1の大差で勝利した。夏の甲子園では過去10回出場し、9回が初戦敗退。1994年以来の勝利を目指す。