済美、1点差逃げ切り2年連続初戦突破 エース山口が5度の3者凡退で109球完投【全国高校野球】
2018/08/05
第100回全国高校野球選手権記念大会が5日、阪神甲子園球場で開幕し、第2試合では、済美(愛媛)が中央学院(西千葉)を下して初戦突破を果たした。
2年連続出場の済美は初回、主将の池内優一(3年)の犠牲フライで1点を先制。しかし、直後に中央学院が青木優吾(1年)のタイムリー安打と大谷拓海(3年)の犠飛で2点を挙げ逆転した。
済美は3回に芦谷泰雅(2年)のタイムリーで同点に追いつくと、さらに4回に政吉完哉(3年)の勝ち越しタイムリー安打、重盗によるホームスチール、矢野功一郎(3年)のタイムリー安打で一挙3得点。5-2とリードを広げた。
初回に続き再び追う立場になった中央学院も諦めない。4回に1点を返すと、5回からは3イニング連続で3者凡退に打ち取られたが、8回に内野ゴロの間にさらに1点を挙げて4-5と1点差に詰め寄る。
それでも、済美のエース山口直哉が中央学院の前に立ちふさがった。9回は三ゴロ、二ゴロと簡単に2アウトを取ると、最後は高めの速球で遊ゴロに打ち取り、この日5度目の3者凡退に抑えて109球完投。5-4で逃げ切り、昨年に続き初戦突破を決めた。
中央学院は、1点差まで詰め寄ったものの、逆転された直後の2回以降一度もリードを奪えず。先発の西村陸(3年)は9回151球を投げ抜いたが、あと一歩及ばなかった。これでセンバツに続いて初戦敗退となっている。