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大阪桐蔭、作新学院に競り勝ち2回戦進出 西谷監督「こういうゲームを勝たないと力付かない」【全国高校野球】

2018/08/06

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Kana Yamagishi



<第2日 第2試合 1回戦 ○大阪桐蔭3―1作新学院●>
 
 第100回全国高校野球選手権記念大会は6日、阪神甲子園球場で第2日を迎え、第2試合では今春のセンバツを制した大阪桐蔭(北大阪)が2016年の優勝校である作新学院(栃木)に勝利し、春夏連覇へ向けて好発進した。
 
 大阪桐蔭は2回、1死三塁のチャンスから山田健太(3年)の犠飛で1点を先制。その後は大阪桐蔭エースの柿木蓮(3年)と作新学院2番手の佐取達也(3年)の投げ合いで1-0のまま試合終盤を迎える。8回、追加点が欲しい大阪桐蔭は、作新学院の3番手・林勇成(2年)から二塁のチャンスを作ると、4番の藤原恭大(3年)が右前へ痛烈なタイムリー安打。さらに打球をライトの横山陽樹(1年)が後逸する間に藤原が一気に生還し、この回2点を追加し3-0とした。
 
 援護をもらった柿木は、9回にタイムリー安打を浴び、なおも2死一、二塁とピンチが続いたが、最後の打者を左飛に打ち取って粘る作新学院を振り切った。3-1で初戦突破を決めた大阪桐蔭。史上初の2度目の春夏連覇へ向けて幸先良いスタートを切った。
 
 試合後、大阪桐蔭の西谷浩一監督は、強豪相手の勝利について「簡単には勝てないと思っていた。こういうゲームを勝たないと力が付かないので、みんなを信じてベンチで見守っていた」とコメント。途中の守りのタイムでは「絶対に引くところではない。全員が自分の所にボールが飛んでくる。投手に任せず全員で勝ち取ろう」と選手たちに伝えたという。また、105球完投の柿木については「先発させるか迷ったが、エース柿木に託して良かった。しっかり投げてくれて、1年間の大きな成長だったと思う」と好投を称えた。
 
 そのエース柿木は「(9回は)気負わずマウンドに登ろうと思っていた。去年の夏は大変悔しい経験をしたので、このチームでは負けたくない」とリベンジに燃える今大会へ向けた強い思いを口にしている。
 
 大阪桐蔭の次戦は、第9日の第1試合となり、対戦相手は北照(南北海道)と沖学園(南福岡)の勝者となっている。



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