大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » 前橋育英が2年連続の初戦突破 エース恩田が打たせて取る投球で完封「バック心強い」【全国高校野球】

前橋育英が2年連続の初戦突破 エース恩田が打たせて取る投球で完封「バック心強い」【全国高校野球】

2018/08/07

text By

photo

Getty Images



<第3日 第3試合 1回戦 ○前橋育英2―0近大付●>
 
 第100回全国高校野球選手権記念大会は7日、阪神甲子園球場で第3日を迎え、第3試合では2013年の優勝校である前橋育英(群馬)が近大付(南大阪)に2-0で勝利。2年連続の初戦突破を果たした。
 
 前橋育英は2回、2死一塁から7番の剣持京右(2年)がライトへタイムリー二塁打を放って1点を先制。4回には1死三塁から丸山大河(2年)がタイムリー安打を放ち2-0とした。
 
 投げてはエースの恩田慧吾(3年)が好投。打たせて取るスタイルで、走者を背負いながらも終始粘り強い投球を見せた。9回はこの日3度目の3者凡退に抑えて103球で完封。2-0で前回大会に続いて初戦突破を果たした。
 
 10年ぶり出場の近大付は、先発投手の大石晨慈(3年)が9回を投げ切るも、打線が走者を置いてから決定打が出ず無得点。8回は、1死二塁から川瀬剛志(3年)が左前安打を放ったが、レフトを守る丸山の好返球によって二塁走者が本塁でタッチアウトとなった。
 
 試合後、前橋育英の荒井直樹監督は、完封勝利を決めた恩田について「甲子園に来てからも状態は上がっていて、期待通りのピッチングだった。内野ゴロも多く、本来の投球ができたと思う」と称賛。
 
 そして恩田も、「甲子園で1勝できて満足している。初回からボールがいかなかったが、コントロールを意識して投げることができた。いつもバックが守ってくれるので、非常に心強い。この夢の甲子園で完封することができて、良いピッチングができた」と野手陣に感謝しながら、自身の投球に納得していた。
 
 前橋育英の2回戦の相手は、この日の第2試合で智弁和歌山(和歌山)に勝利した近江(滋賀)。この近江に勝てば、昨年に続いての3回戦進出となる。



error: Content is protected !!