【きょうの甲子園・第4日】昨夏王者・花咲徳栄が登場、第4試合で鳴門と対戦
2018/08/08
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第100全国高校野球選手権記念大会は7日(第3日)、1回戦4試合が行われる。
■第1試合(8時00分):日南学園(宮崎)-丸亀城西(香川)
日南学園は2年ぶり9回目の出場となる。2度の逆転劇を繰り広げ、粘り強い攻撃で地方大会を勝ち抜いた。エースの辰己凌晟(3年)を筆頭に地方大会では5人が登板し、投手陣の層は厚い。チーム打率.344の打線を引っ張るのは、2番・坂本海(3年)。地方大会で9打点を挙げるなど好調。9番の辰己も打率5割と下位打線も穴がない。
丸亀城西は13年ぶり5回目の夏。延長戦、サヨナラ勝ちなど厳しい試合が続いた地方大会は、決勝戦も逆転勝ちで切り抜けた。投手陣の中心は右腕・大前輝明(3年)で、全5試合で24回1/3を投げ、失点はわずか2。真鍋祐樹(同)からの継投策が勝利の方程式だ。打率.478の水野達稀を1番に置く打線は、中軸を担う藤田翔希(2年)、塩田小次郎(3年)の勝負強さが光る。
■第2試合(10時30分):金足農(秋田)-鹿児島実(鹿児島)
金足農は11年ぶり6回目の出場。チームの要は、プロ注目の右腕・吉田輝星(3年)だ。地方大会全5試合43回を1人で投げ切り、奪三振数は驚異の57。夏の初戦で150キロをマークした速球と変化球の緩急つけた投球が武器。攻撃は、打率5割超の佐々木大夢から中軸につなぐ打線。地方大会ではレギュラー9人が交代なく出場した。
創部100周年を迎える鹿児島実は、節目に3年ぶり19回目の夏切符をつかんだ。地方大会決勝は、18安打の猛攻で鹿屋中央に9-1で圧勝。チーム打率.362の打線の中心は、打率5割超の3番・中島翔と4番・西竜我だ。投手陣の中心はエース右腕・吉村陸矩。地方大会は5試合39回に登板し、3失点に抑えている。
■第3試合(13時00分):大垣日大(岐阜)-東海大星翔(熊本)
2年連続5回目の出場となる大垣日大は、投手陣が充実。昨夏2年生で甲子園を経験した修行恵大をはじめ、内藤圭史、杉本幸基の3年生右腕3人を擁する。切れ目のない打線は地方大会6試合で計56安打。12犠打、13盗塁と小技も足も使える。
東海大星翔は35年ぶり2回目の夏切符。ノーシードから勝ち上がった地方大会は、6試合中4試合でコールド勝ち。チームの要はエース左腕・山下朝陽。6試合38回を投げ、4失点と安定している。爆発力のある打線は、打率.579の竹下翔梧を中心に4割打者が4人並ぶ。
■第4試合(15時30分):花咲徳栄(北埼玉)-鳴門(徳島)
昨夏の覇者・花咲徳栄は、4年連続6回目の出場だ。地方大会6試合のうち4試合でコールド勝ちし、貫禄を見せつけた。強力打線は健在で、2番・杉本直希と5番・羽佐田光希がいずれも打率5割超。下位打線の8番・新井英一、9番・田谷野拳世も4割超で隙がない。投手陣は、4番・エースの野村佑希が安定感を見せている。地方大会のチーム防御率は0.63。打撃力と堅守で夏連覇を狙う。
対する鳴門は、2年ぶり12回目の夏。1911年に創部し、第1回大会から出場している。ベンチ入りメンバーの約半数が1、2年生の若いチーム。主将で4番の三浦光翔が軸となる打線はチーム打率.352で、地方大会を2度サヨナラ勝ちした粘り強さがある。投手陣の要は、エースの2年生左腕・西野知輝。制球力に優れ、スライダーやチェンジアップなどを巧みに使い分ける。