【きょうの甲子園・第5日】超高校級スラッガー・万波擁する横浜が第1試合に登場、22年ぶり2回目の愛産大三河と対戦
2018/08/09
第100全国高校野球選手権記念大会は9日(第5日)、1回戦4試合が行われる。
■第1試合(8時00分)横浜(南神奈川)-愛産大三河(東愛知)
横浜は3年連続18回目の出場となる。強力打線は、地方大会6試合すべてで2桁安打をマーク。中心は超高校級スラッガーの万波中正(3年)。打率.542、2本塁打、12打点と大暴れした。打率5割超の主将・斉藤大輝、遠藤圭吾らが並ぶ。投手陣は板川佳矢と及川雅樹の両左腕が軸となる。
22年ぶり2回目の夏の甲子園となる愛産大三河は、強力打線で地方大会6試合中4試合にコールド勝ち。チーム打率.399の軸は、4番・上田希由翔(2年)。打率.565、打点15をマークした。投げては、主将でエースの右腕・松原絃介が5試合37回を投げ、防御率0.49と安定感を見せている。
■第2試合(10時30分)花巻東(岩手)-下関国際(山口)
花巻東は3年ぶり9回目の夏切符。打線を引っ張るのは、3番・田中大樹(3年)。地方大会全6試合にスタメン出場し、打率.545、8打点を記録した。リードオフマンには打率4割超の谷直哉(3年)、5番には打点10と勝負強さが光る川内遥大らが名を連ねる。投手陣の柱は地方大会4試合に登板した伊藤翼。右サイドから多彩な変化球を繰り出す。
2年連続2回目の下関国際は、昨夏のレギュラー7人を擁する。地方大会5試合のうち3試合をコールド勝ちしたチームの中心は、エースで4番の鶴田克樹(3年)。打っては打率.524、2本塁打、13打点の活躍、投げては33回で27奪三振、防御率1.09だった。左腕エースの木村大輝も控える。地方大会の失策は2と堅守も光る。
■第3試合(13時00分)創志学園(岡山)-創成館(長崎)
創志学園は2年ぶり2回目の出場。チーム打率.398の打線は、地方大会5試合で7本塁打を生んだ。打率.632、5本塁打、12打点の4番・金山昌平(3年)が軸となる。エースは2年生右腕・西純矢。地方大会準決勝では倉敷商完封勝利をおさめ、決勝では自己最速150キロを記録した。
創成館は3年ぶり2回目の選手権。投手陣の層が厚く、地方大会は5人が登板した。エース左腕・川原陸(3年)は、4試合23回1/3を投げ、2失点。185センチの長身から速球を繰り出す。また地方大会は5試合でわずか3失点、失策は1という鉄壁の守りがチーム最大の武器だ。
■第4試合(15時30分)興南(沖縄)-土浦日大(茨城)
2年連続12回目の出場となる興南。史上最多の65校が競った沖縄大会を勝ち抜いた。昨夏の甲子園を経験した左腕・宮城大弥をはじめ、1番を打つ二塁手・根路銘太希、捕手・遠矢大雅、遊撃手・勝連大稀は2年生で若い戦力が豊富だ。宮城は5試合23回1/3を投げ、失点はわずか1。打線は打率.458の4番・塚本大雅が引っ張る。チームは11盗塁を記録し、走力も高い。
土浦日大は2年連続4回目の出場。昨夏の甲子園経験者5人を擁し、地方大会1試合平均2桁安打をマークした。チーム打率.388の要は、打率5割超の1番・鈴木健太。3本塁打、5二塁打を記録し、長打も期待できる。エース・富田卓は速球とスライダーが武器。左腕・荒井勇人(2年)も控える。