【きょうの甲子園・第8日】昨夏準V広陵が登場、二松学舎大付と対戦
2018/08/12
第100回全国高校野球選手権記念大会は12日(第8日)、2回戦4試合が行われる。
▽2回戦
第1試合(8時00分)二松学舎大付(東東京)-広陵(広島)
2年連続3回目の出場となる二松学舎大付は、全国最多の132校が出場した地方大会を勝ち上がった。鍵を握るのは継投策。地方大会は5試合に登板した右腕・大庭颯仁(2年)、決勝で好リリーフした岸川海(3年)ら4投手を擁する。チーム打率.404の打線の注目は、打率.778の野村昇太郎。14安打7打点をマークしている。
広陵は2年連続23回目の夏。昨年の甲子園準優勝メンバー6人が残り、地方大会7試合中5試合はコールド勝ち。チーム打率.426の打線は、3本塁打11打点の4番・河端利晶(3年)、打率.545の松本知樹(同)らが並ぶ。投手陣は、昨年の選手権に登板した最速149キロ右腕・森悠祐を中心に層が厚い。
第2試合(10時30分)浦和学院(南埼玉)-仙台育英(宮城)
浦和学院は5年ぶり13回目の出場。地方大会は全6試合を4点差以上で勝利し、1試合平均2失点、失策は6試合でわずか2と堅守が光る。投手陣の中心は右腕・渡辺勇太朗(3年)で、190センチの長身から繰り出す直球は最速149キロに達する。左腕・永島竜弥(2年)、安定感ある川北将太(3年)らも控える。打撃を引っ張るのは3番・蛭間拓哉(3年)。打率は4割を超え、地方大会決勝戦では3ランを放つなど勝負強さがある。
仙台育英は2年連続27回目の出場。投手の柱は、140キロ超の直球と変化球を操るエース・田中星流(3年)となる。制球力のある大栄陽斗(2年)らとの継投策で地方大会を勝ち進んだ。3捕手を擁し、投手によって変わるリードも注目。2年生・小濃塁を4番に置く打線は、8・9番に5割打者が並び切れ目がない。
第3試合(13時00分)星稜(石川)-済美(愛媛)
今大会開幕戦を勝利で飾った星稜。エースの奥川恭伸(2年)は最速150キロをマークする力投を見せた。打線は2桁安打をマークし、5点差をつけた危なげない戦いぶりを見せた。初戦は無安打だったが、長打力のある5番・竹谷理央(同)のバッティングにも注目だ。
済美は、エース・山口直哉の粘り強い投球で1回戦を突破。打線は、初戦4打数4安打と好調だった1番・矢野功一郎(3年)がいかにチャンスメークできるかが鍵となる。
第4試合(15時30分)慶応(北神奈川)-高知商(高知)
慶応は、生井惇己(3年)が8回途中2失点の好投、2番手・渡辺淳一(同)が好リリーフし、粘りの継投で初戦を突破。宮尾将(3年)のサヨナラ適時打で勝利を飾った打線は勢いに乗る。
高知商は、藤高祐一郎(3年)に今大会1号本塁打が飛び出すなど16安打14得点の猛攻で2回戦に駒を進めた。強力打線が慶応投手陣をどのように攻略するか。