高岡商、「北信越対決」に競り勝ち3回戦進出! エース山田が9回147球で完投【全国高校野球】
2018/08/13
Kana Yamagishi
<第9日 第2試合 2回戦 ○高岡商5―4佐久長聖●>
第100回全国高校野球選手権記念大会は13日、阪神甲子園球場で第9日を迎え、第2試合では高岡商(富山)が佐久長聖(長野)を破り、3回戦進出を決めた。
初戦で佐賀商(佐賀)との「商業高校対決」を制した高岡商と、甲子園初のタイブレークを制し勝ち上がってきた佐久長聖との戦いは初回、高岡商が1死二塁から主将の中村昂央(3年)のタイムリー安打で1点を先制。さらに、2回には山田龍聖(3年)と鞍田新(3年)のタイムリー安打で2点を追加して3-0と主導権を握った。
対する佐久長聖は、3回に無死一、三塁のチャンスで西藤慶人(3年)の内野ゴロの間に1点を返す。その後高岡商に2点を加えられ4点差とされたが、6回に無死二、三塁から斎藤真乃輔(3年)がレフトへ2点タイムリー安打を放って3-5と2点差。高岡商にプレッシャーをかけていった。
しかし、高岡商のエース山田が終盤に入って立て直し7回、8回を無失点。佐久長聖は9回、先頭打者から2者連続安打で無死一、二塁の絶好機を作ったが、代打の大池祐斗(3年)はバント失敗。続く真銅龍平(3年)は遊ゴロで二塁封殺になったことにより、2死一、三塁。ここで打席に入った上田勇斗(3年)の打球をショートがエラー。この間に三塁走者が生還して1点差に迫る。
それでも、最後は山田が上神雄三(3年)を空振り三振に仕留め、試合終了。5-4で競り勝った。佐久長聖は林虹太(3年)、小嶋大晟(3年)、北畑玲央(2年)による必死の継投で攻撃にリズムを与えたかったが、反撃が届かなかった。