専修大「1部昇格即優勝」は46年ぶりの快挙 勝因は卓越したチームマネジメント
20日、東都大学野球春季リーグ第7週で行われた優勝決定戦となる専修大対拓殖大で専修大が1-0で勝利し、52季ぶり32度目の優勝を決めた。
2015/05/20
高木遊
亡き父のために掴んだウィニングボール
チームのまとまりを象徴するかのような最後のワンプレーだった。
東都大学野球春季リーグ第7週。「勝てば優勝」という状況の中で拓殖大との2回戦に臨んだ専修大。
初回の1点を3投手の継投で守り抜き、実に26年ぶり(52季ぶり)32度目の優勝を飾った。最後にウィニングボールを掴んだのは、9回2死からの守備で起用された遊撃手の中川龍斗(4年・佼成学園)。父を亡くし、昨日告別式を終えたばかりの中川は優勝の瞬間、号泣。最後は選手全員から胴上げされ「使ってくれた監督と支えてくれた仲間に感謝です」と涙で腫らした目を細め、喜びを語った。
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