【第91回センバツ】習志野、劇的逆転勝利 1番・根元の本盗、4番・桜井の勝ち越し弾<第10日結果>
2019/04/02
第91回選抜高校野球大会は2日に10日目を迎えた。準決勝第1試合は、習志野(千葉)が6-4で明豊(大分)を下し、初の決勝進出を決めた。
習志野は、先発マウンドに背番号「10」の山内があがる。初回、明豊の表に先頭打者本塁打を許すと、5番・藪田に2点適時二塁打を浴び、いきなり3点のビハインドを背負う不安定な立ち上がりとなった。しかし、以降は尻上がりに調子を上げ、得点を許さなかった。
打線は3回、1死から1番・根元が内野安打で出塁すると、相手の悪送球で二塁へ進む。続く竹縄は遊ゴロで走者を三塁に進め、角田は四球を選び2死一、三塁のチャンスを作る。ここで、4番・桜井に打席が回ると、一塁走者・角田がスタートを切り、三塁走者・根元が本塁に突入。ダブルスチールを成功させて1点を返し、2死二塁から桜井の適時打で1点差に詰め寄る。
7回、先頭の兼子が三塁打を放つと、続く小沢がセンターへの同点適時打。8回には、桜井の勝ち越し本塁打を皮切りに3点を追加し、一気に突き放した。習志野は鮮やかな逆転劇で、初の決勝へと駒を進めている。