味全・川﨑宗則氏、8月中旬実戦デビューへ。コーチ業はMLBでの経験糧に「のんびり」を生かす
元福岡ソフトバンクホークスの川﨑宗則氏が、台湾プロ野球・味全ドラゴンズと選手兼コーチとして3カ月間の限定契約を締結した。8月中旬には、およそ2年ぶりに実戦復帰をする予定だ。選手として、そしてコーチとして、台湾野球にどのような思いを持っているのだろうか。
2019/07/30
鄭仲嵐
「楽しく野球をすることを一番に」
「今日は知り合いの選手と4人で練習しまして、ノックをしたり、フリーバッティングをしました」
現在の練習状況について電話で語った川﨑氏。実戦復帰へ向け、順調に準備を進めている様子だ。
川﨑氏は7月13日に台北市内で記者会見を開き、来シーズンから台湾プロ野球に復帰する味全ドラゴンズと選手兼コーチとして3カ月間の限定契約を締結した。味全は先週、8月17日と18日にキャンプを開催し、練習試合も行う予定であることを発表。川﨑氏が試合に出ることも決定している。
2017年9月23日に行われたファームの阪神タイガース戦以来となる実戦に、「8月16日に行きます。たくさん選手の知り合いがいますので、今ではワクワクしております。早く会いたいです」と台湾選手とプレーすることが待ちきれない様子。
初めてのコーチ業に関しては、「(味全は)若い選手が多いので、チームの自律、チームのルールをしっかり守った中で楽しむ。楽しく野球をすることを一番に考えて」と意気込んだ。
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