花巻東・佐々木洋監督、球児の髪型自由へ “自覚”薄れる不安は「ちゃんと指導してないからそういうことになる」【全国高校野球】
2019/08/09
Getty Images
<第4日 第1試合 1回戦 ○鳴門 10―4 花巻東●>(9日、阪神甲子園球場)
第101回全国高校野球選手権大会は9日に4日目を迎え、第1試合では鳴門(徳島)と花巻東(岩手)が対戦。敗れた花巻東は髪型を自由にしたことでも注目を集めた。
佐々木洋監督は、みんなが坊主にすることについて「違和感」を持っていたと言い、今回一大改革に踏み切った。
佐々木監督が、髪型を自由にして最も不安になったのは「野球部としての自覚」にあるという。「坊主で野球部だってすぐに見られてたことで、私生活の乱れとか外出た時に何かあるかな」と、“坊主”でなくなることで、見られる意識がなくなり、自覚が薄れるのではという懸念を抱いていた。
しかし、この考えを思い直し、「ちゃんと指導してないからそういうことになるんだと思って。改めて教育をちゃんとしないといけない」と髪型ではなく自身の指導次第であると述べた。元号も平成から令和となり、高校野球の指導にも新たな風が吹きそうだ。
取材・氏原英明、文・ベースボールチャンネル編集部