仙台育英、24安打20得点の貫禄勝ち 初出場・飯山は主将の一打で先制も完敗【全国高校野球】
2019/08/09
<第4日 第2試合 1回戦 ●飯山 1―20 仙台育英○>(9日、阪神甲子園球場)
第101回全国高校野球選手権大会は9日に4日目を迎え、第2試合では飯山(長野)と仙台育英(宮城)が対戦。3回以降、仙台育英の猛打が炸裂し、20-1で飯山を圧倒した。
仙台育英は1年生の笹倉世凪、飯山は岡田恵太(3年)と左腕同士の両先発となったこの試合。力のある速球で飯山打線に的を絞らせない笹倉と、しなやかなフォームでインコースを強気に攻めた岡田が、2回までともに無失点で抑えた。
試合が動いたのは3回、先手をとったのは、甲子園初出場の飯山だった。四球で出した走者を堅実に送り2死二塁のチャンスを作ると、主将・大川陸(3年)がチーム初ヒットとなる適時打を放ち先制。甲子園常連校・仙台育英を相手に勢いを見せつけた。
しかしその裏、仙台育英は5番・千葉蓮(3年)が逆転の2点適時二塁打。この回4点を取ると、一気に主導権を握る。4回に3点、5回に10点を加えるなど、計24安打20得点の猛攻で強豪校の貫禄を見せた。また、投げては、2番手で登板した背番号「1」大栄陽斗(3年)ら4投手で被安打2とゲームの流れを渡さなかった。