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全日本大学野球選手権大会・準決勝 決勝はプロ注目右腕・生田目VS早大強力打線

13日、神宮球場で第64回全日本大学野球選手権準決勝が行われ、第1試合は流通経済大-神奈川大、第2試合は早稲田大-上武大が決勝進出をかけて戦った。

2015/06/13

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先発全員安打の早大強力打線で圧勝

 第2試合は、3年前の覇者・早稲田大と2年前の覇者・上武大の対決となったが、早大の強力打線が初回から爆発し、11-2の7回コールドで早稲田大が決勝進出を決めた。

 早稲田大は初回、1番の重信慎之介(早稲田実業高・4)、2番の河原右京(大阪桐蔭高・4)の連続ヒットで無死1・2塁のチャンスを作ると、3番の茂木栄五郎(桐蔭学園高・4)が右中間スタンドへの3ランで3点を先制し、猛攻の口火を切った。
 早稲田大は、毎回ヒットで出塁し、4回に3点、6回に1点、7回に4点を追加し、2本塁打を含む先発全員安打の合計20安打11得点で東京六大学リーグ戦完全優勝の実力を見せつけた。

 投げては、大竹耕太郎(済々黌高・2)が6安打を浴びながらも要所を締めるピッチングで投げ切った。試合後、本人も「内容は良くなかったけど、QSで終わることができたのはよかった」と話し、「明日の登板は短いイニングかもしれないけど、全て出し切りたい」と勝利の余韻に浸ることなく、明日の決勝に気持ちは切り替わっていた。

 どこからでも得点につながる超強力打線に上武大の谷口英規監督は、「早大さんは、はるか上のレベルだった。あの打線を抑えるには相当の投手力が必要」と脱帽しながらも、「うちはまだまだ若いチーム。この負けで何を感じるか。今まであまりいなかったタイプの左投手との対戦も良い経験になった」と試合の収穫も感じていた。

 先制3ランを放った茂木は、「一戦必勝でずっとやってきて、あと一つまできた。明日も勝って終わりたい」と決勝に向けて意気込みを語った。

 注目の決勝は14日(日)13時から神宮球場で試合開始。29年ぶり2度目の決勝進出に導いた流通経済大・エース生田目が早大打線にどう立ち向かうか。最後まで目が離せない。

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