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ユニバーシアード日本代表壮行試合 創価大・田中がプロ相手に7者連続三振

29日、神宮球場で大学日本代表とNPB選抜が対戦するユニバーシアード日本代表壮行試合が行われ、3-2でNPB選抜が勝利したが、大学日本代表もプロ顔負けのスーパープレーが飛び出した。

2015/06/30

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大学日本代表初の金メダルへ

 試合後、先制ツーランホームランを放った山川は「プロとして大学生よりも毎日野球をやっていますし、恥ずかしいプレーはできない。(ホームランは)右中間を目指した結果、思い切り振った結果がホームランだったので、思い切り振れたことが収穫です」と話し、抑え込まれた田中に対して「全球ストレートできて、プロに対して真っすぐで押していこうという気持ちや表情を見て熱くなった。良いピッチャー」と称えた。
 青山道雄監督(ロッテ)も「150キロのストレートの速さとプロがあれだけ三振をとられるということで素晴らしいピッチャー。(大学日本代表は)全体的には大きな体の選手はいないんですけど、コンパクトに振るチームだと感じました」と評価した。

 NPB選抜に接戦としたものの、ユニバーシアードで金メダルを目指すうえで、善波達也監督(明治大)は「立ち上がりから1球に対しての集中力、仕留める力でプロのレベルの高さを感じた試合でした。逆に大学代表の方がつながっていく部分で物足りなさを感じました。キャッチャーの坂本がもう少し粘り強くリードしてほしかったなと思います。ベンチからの指示も含めて勝敗を分けるポイントになる。(本大会に向けて)打線のつながりを打順も含めて見直していきたい」と現状に満足せず、先を見据えていた。

 主将でもある坂本誠志郎(明治大)にあえて厳しいコメントをしたようにも思えたが、「こういう観衆の前で投げるのは初めてだったので緊張したんですけど、先頭バッターをフライに打ち取れたのがよかった。三振は追い込んでツーナッシングから甘くならないようにした結果だと思います。坂本さんは去年から組ませていただいているんですけど、自分の調子が悪い時も安心して投げられるキャッチャーです」と田中が話すようにチームメイトからの信頼は厚い。

 第28回ユニバーシアード競技大会は7月6日から韓国で開催される。日本は3位が最高成績。初の金メダル獲得へ、チーム一丸で戦っていく。

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