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履正社打線を支える強力アイテム。岡田監督がスタンドティーで打撃強化を図る理由

「打撃指導」に定評のある高校野球界の名将が球児へ贈る、 一気にバッティングを進化させるマル秘上達メソッドが詰まった『高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意』(大利実著、5/26発売)から2019年夏の甲子園を制した履正社・岡田龍生監督の章から一部抜粋で先行公開です。

2020/05/21

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履正社打線に欠かせないアイテム

 一方で、スタンドティーのデメリットとして挙がるのが、器具そのものの耐久性の問題だ。ボールを載せる先端部分が壊れやすく、買い替えの頻度が高い。また、スイングの衝撃によってティー台が倒れることもあり、それをわざわざ起こすのに手間がかかる。こうした煩わしさから、スタンドティーに力を入れようとしても長続きしないケースがある。
 
 当初、岡田監督もその点を危惧していたが、優れもののスタンドティーに出会ったことで、 悩みが解消された。履正社では、地元・大阪市の中小企業が開発した特殊なスタンドティー「サクゴエPUT式」を使用している。ボールを打つと、先端部だけがパタンと倒れ、その後すぐに「起き上がりこぼし」のように自力で戻ってくるのだ。ティー台と、ウレタン素材でできた先端部がチェーンでつながれていて、どんな衝撃を受けても元に戻る。ティー台が倒れることもない。
 
「昨夏の甲子園も、ある程度打つことができたので、スタンドティーの効果は高いと感じます」
 
 値段は2万円ちょっと。それなりの価格ではあるが、安価なものを買って、何度も買い替えるよりは、費用対効果は高い。今では、履正社の強打線を作るうえで欠かせないアイテムとなっている。
 
 


『高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意』
定価:本体¥1700+税
「打撃指導」に定評のある名将が球児へ贈る、 一気にバッティングを進化させるマル秘上達メソッド
【収録高校】 履正社/岡田龍生監督 明石商/狭間善徳監督 仙台育英/須江航監督 明豊/川崎絢平監督 米子東/紙本庸由監督 県相模原/佐相眞澄監督
特別収録 プロが語る『打撃論』 【スコアラ―】三井康浩 【フライボール革命】神事努
 
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『高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意』

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