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仙台育英・須江航監督のポリシー。勝因と敗因を論理的に振り返るために必要な年間計画表

「打撃指導」に定評のある名将が球児へ贈る、一気にバッティングを進化させるマル秘上達メソッドを収録した『高校野球界の監督がここまで明かす!打撃技術の極意』(大利実著、5/26発売)から2018年に仙台育英の監督に就いてから、昨夏の甲子園ベスト8、秋の東北大会優勝と実績を重ねている須江航監督の章から一部抜粋して公開です!

2020/05/26

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「勝ちに向かうプロセスを学んでほしい」

 中学生を指導しているときには、こんな話をしていた。
 
「事前に計画を立てて、それを実行することによって、中学生のうちから、勝ちに向かうプロセスを学んでほしい。勝ち方、成功の仕方を学ぶ。大きな言い方になりますが、『こういうことに取り組んで、こういうことをしたから勝てた』と言えなければいけない。勢いや偶然の勝ちではなく、必然の勝ち。それを求めることに価値があり、次のステージの野球にも必ずつながっていきます」
  
 中学生にも高校生にも、徹底して伝えているのが、「野球のゲーム性の理解」だ。野球にはどのような競技特性があるのか。その大前提となる考え方が、公認野球規則1・05に記されている。

「各チームは、相手より多くの得点を記録して、勝つことを目的とする」
  
 言われてみれば、当たり前で誰もが納得することだ。そして、得点を紐解いていくと、出塁+進塁の組み合わせによって生み出され、「バッティング+走塁の絡みで、得点は成り立っている」と、言い換えることができる。
 
 

 
 


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